中日との試合。今だゲーム差はかなり開いたまま、そして巨人を引きずりおろす事も果たせていないタイガース。
 金曜日は負けたけれど、少なくとも勝ち越して欲しい。こんな風にコツコツやっていくのも大事なんだろうな、と思いつつ観戦。

 翌日はハマスタで、久しぶりの試合観戦なので、今日勝って勢いづいて横浜に来てくれたら、と思っていた。

 が、試合が動く気配全くなし。
 山本昌・野口・川上あたりは、是非打ち崩して欲しいけれど、なかなかそうも行かない。
 去年も何やかやで中日相手にはずいぶん苦しんだし、負け越しを許してしまったし、どうも苦手意識が見ているこちら側にもあるような。

 この手の展開になると、両チームの投手がいつ崩れるのか、何処まで踏ん張るのかが気になって、釘付け度もいっそう上がる。今日もまた然り。

 7回・勝負時。
 強い阪神は、7回8回に底力を見せてくれるはず。
 しかし先頭打者が桧山なので、何とも微妙な心境になってしまった。

 むしろ好きな選手の方に入るのだけれど、今年はアベレージの割にはあまり打っている印象がない。
 もの凄くチャンスの時に、豪快な空振りを見せたり、どうにもならないポップフライ、最悪の時にはゲッツーで万事休す。と言ったシーンを今年も何度か見た。
 金本が敬遠で、その後「なめとんかぁ!」と発奮してくれれば良いものを、本当に相手の思惑通り打ち取られた、とかね。
 去年は要所要所で決めてくれたのに、さっぱり振るわないイメージの方が強い。
 3割越えたあたりから、「一体いつ打ったんだろう?」なんて思ってしまうほどだった。

 良くても、誰もランナーが出ていないところで出塁。繋ぐかどうかは後の選手次第と行ったところだろう、と、ちょっと冷ややかに観ていた。
 別に意地悪な目で見ると言うつもりはなく、あまりにも桧山に期待してしまうとそれが外れたときにがっかり度が何倍にもなるし、自分ルールながらあまり褒めすぎていると桧山は打たないような気がするので、このようになってしまったり。

 が。
 内角低め。もっとも彼がつられて振ってしまいやすいコースと思われる所に来た球を見送った。
 これをやり過ごせるときは、もしかしたらもしかする。
 なんて思っていたら本当に、出た!桧山砲!!

 ソロだけどさ。そりゃ。
 なんとか1点でももぎ取ってくれたら、と、胃がシクシクし始めた頃合い。
 これに触発されたか、更に打線はつながり、試合は動いた。

 最後1点取られたものの、なんとか勝利。

 桧山にはついつい毒づく事が多いのだけれど、この人が試合を決める1本が出るとやはりたまらない。
 彼が良く使う「勝利の美酒に酔いしれる」と言う言葉があるけど、明日もお願いしますよ。

読み忘れ三国志

2004年7月18日 読書
昨日に比べたらまったり一日が過ぎていった。

日曜朝市に出かけて以降は、特に出かける場所もなく。
今にして思うと、京王のタイガースショップでも物色すれば良かったなぁなんて後悔してるけど、それはさておき。

「三国志」は何度も読んで、そのたび毎に新しい発見を自分でしていくのが楽しいと思うので、このタイトルだけではいささか邪道かしら?とも感じたけれど、ちょっとした雑学や、漢以前の時代をひもといて検証してみたりもしているので、一応図書館で借りてきた。
まだ読み切ってないけど、感想など。

確かに「三国志演義」「三国志」を読み返しつつ、様々なことを考えていくという方法がメインになっている。
「演義」には出てこない、劇の中だけでの話などにも取材しているようす。
けど、ある武将の意外な一面とか、何故馬一頭だけで簡単に寝返ってしまうのか、等々読んでみると結構興味深いくだりもあるので侮れない。

戦いに不可欠なのはやっぱり馬。
しかし当時いかに貴重な物でもあったか、などは結構面白かった。
そういえば董卓は元々は西涼を拠点としていたのだった。異民族の脅威に脅かされる場所。
西涼と言うと、まず始めに浮かぶのは馬超になってしまうけれど、それより何より董卓この人を忘れては行けないなぁと思う。
個人的には、あの名馬・赤兎が彼の手に入った経緯など知りたいけれど、それはさておいて、比較的馬が手に入りやすく、「羌族」をうまく使えていた節があるらしい。
馬の一件以外を見ても、董卓は「暴君だけど有能」と言うのが何となくうなずけた。
ずるがしこさもあるし、悪運に強い気もするけども。

残忍な面ばかり強調されていて、屈指の悪人。漫画もゲームも非常にイヤなキャラクターとして描かれている董卓だけれども、こんな風に違った面を見つけると、またこれはこれで面白みを感じてしまう。
到底「好きな登場人物」に上がることは今後もないと思うけれど、あまり知ろうとしなかったので、いい機会になった。


後は一つ一つ自分の中で印象に残ったのを挙げていくときりがないので今のところは省いておく。

ところでこの本の表紙は、長坂における趙雲の単騎駆けのシーン。
「趙子龍」と書いてある男性の胸には、赤ん坊が抱えられているからすぐ分かる。
ちょうど裏表紙の方に、魏の将軍が彼を追いかける図が来ている。
悪役である証の「黒い隈取り」をしている。
張コウなど、もうここまでくると鬼に近い外見。真っ赤な顔に隈取りだものね。

無双の張コウとは到底結びつかない(汗
と言うか逆に、何故彼が、やたらめったら「美しい」を連発するキャラにされてしまったのか、その辺を知りたい。

そういえば、この絵にも登場しているが、同じ魏の将軍、しかも五将軍筆頭にあげられる張遼の顔には隈取りが施されていないのは何故だろうか。
関羽の親友だから?

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