夏のハマスタ観戦 その3・誠の救世主
2004年7月19日 プロ野球観戦 三浦を引きずりおろすことはかなわないのかと思ったその時。
試合が動いた。
今岡が出塁しなかったら、今日はまず勝てない、と、ほのかに思っていた矢先だった。
打球はぐんぐん伸び、レフトスタンドに飛び込んできた!
打った瞬間、なんて言うか・・・「!!」
他に表現方法が見あたらない。打球が伸びていくのと同じようなタイミングで、ひょろひょろっと立ち上がり、入った!と分かった瞬間には飛び上がってしまった。
出塁のたびに盛り上がるが、今ひとつ燃え切らなかった観客に、一気に火がついたようだった。
ハッキリ言って、ダイヤモンドを一周する彼の姿をあまり覚えていない。
次の瞬間には何かこみ上げるものを感じ、涙が出てきそうだった。
せめて同点にしてくれたら、と思っていたのだけれど、この時点でうっすら勝ちを確信していたような気がする、今にしてみれば。
これまで好投していた三浦がたちまち崩れた。
この後赤星も出塁。「走れ!走れ!赤星!」コールと「タイムリー!タイムリー!片岡!」コールがこだまする。
既に座っている人はほぼ皆無。もうみんな勝つものと疑いなく思っている様子。いや、だんな様も、わたくしも。
そして本当に逆転!
赤星がホームに返った時はもう、「満面の笑み」を通り越して、体全体で笑っている状態。
メガホンを叩きまくって腕が少ししびれていたけれど、そんな自覚は殆どない。
「酔いしれる」。
これ以外の何者でもないでしょう。
今まで全くいいところがなく、凡退するとあちこちでヤジが飛んでいた桧山にもホームランが出て、一気に4−1と。3塁側のボルテージは最高潮、気がつけば熱気がムンムンして熱くなってきた。暑く、ではなく、熱く。
更に9回には鳥谷も頑張っていた。
もう前後上下左右、ビリビリと空気が揺れている。
そして「きゃああああ」ではなく「ぎゃああああ」に近い声が止まらない。
「ぎゃああああ」だと、なんだか負けてるみたいだけど、吠えて吠えて吠えまくり。
もぅ、気取るも何もあったもんじゃあない。たいそう見苦しいものをお見せしてしまったような気がする。周囲のお客さんどうもすみませんでした。
最後は安藤・ウィルで締めるかと思いきや、マイヤーズ登場。
なるほどオリンピックも間近、二人が抜けたときの事を考えての登板なのだろう。まぁせっぱ詰まったらウィルに切り替えるのだろう、と納得したけれど、途中やはりヒヤヒヤした。
「やっぱりウィルにしようよぉ〜」などと、少し口に出してしまった。言っておくけど野次るつもりはなく、独り言の範疇。
が、もうじき本当にマイヤーズが一人で締めなくてはいけない時が来る。我慢して使うしかないのだろう。
「あと一人」コールまでがやたら長く、満塁にまで迫られたので、これは1点くらいは仕方がないかも知れない、と少し覚悟する一方、このまま終わってくれ、終わってくれ、とも。
その時は来た。
平凡なゴロがグラブに収まり、送球されてアウト、試合終了。
歓喜の声が上がる。
たたき割ってもかまわないほどの力でメガホンを叩く。
お立ち台に今岡と片岡が呼ばれて、またしても3塁側が沸いた。
セ・リーグはビジターのインタビューは確か場内に流さないので、今日のヒーローは今岡以外あり得ない、なのに声が聞けないのか・・・と思いきや、ハマスタの美声な男性が「放送席、放送席〜」と言うので、うれしさ倍増。
一言一言に燃えた。正直に言うと「萌え」もした。
二人ともしゃべりは妙にさっぱりして、あまり変わった事を言うイメージがない(特に片岡)が、それでも嬉しい。
今岡の声はなかなか好き。片岡の少しぎこちない話し方も好き。
念願の「勝利の美酒」、そして「六甲おろし」、1〜9を、思う存分歌った。
このテンションを、どうしていいのかよく分からない。とりあえず外に出てしまったら騒ぐことはできないので、今のうちに騒いでしまえ。
そんな感じ。
周りの人がハイタッチを求めて来る。全く面識もなく、試合中も言葉を交わすことはなかったけれど、何度もハイタッチした。
これもやりたかったのだよ。
とりあえず高ぶる気持ちを少し抑えて移動しようとしたけれど、周りはそうは行かず。
声高らかに、六甲おろしと1〜9を歌っている。
一旦抑えたはずがこれによってまた呼び起こされ、ハマスタの構内では結局みんなといっしょに歌ってしまった・・・ちょっと不覚。
通りに出たら我慢しましたよ。って、それが当たり前か。
でも駅までの道のり、歌声が途絶えることはなく、挙げ句駅のホームでも、車内でも、どこからともなく声が上がっていた(汗
ドラマチックな勝ち方な上、巨人が負けたという知らせが入ってきていたから、なおのこと大盛り上がりなのだろうな。
JRの横浜駅まで歌声は止むことがなく(関内〜横浜までみんな歌いまくり)、おのおの帰路につくため違うホームへと歩いていくときに「阪神ファンの皆さん、今日はお疲れ様でした!」という声が上がり、お祭り騒ぎはようやく終了。
徐々に縦じまのユニフォーム姿の人が見えなくなるに連れ、ようやくクールダウン。
二人とも東横線乗る直前に着替えてしまったし。
こうなると一気に疲れが来て、帰りもうとうとしながらだったし、家に着いたらシャワーを浴びて爆睡。
あぁー。初めての勝利。なんて気持ちの良い。
待ちに待ったと言うか。
もう「負けるからお前は行くな」とは言われないかしらん?
試合が動いた。
今岡が出塁しなかったら、今日はまず勝てない、と、ほのかに思っていた矢先だった。
打球はぐんぐん伸び、レフトスタンドに飛び込んできた!
打った瞬間、なんて言うか・・・「!!」
他に表現方法が見あたらない。打球が伸びていくのと同じようなタイミングで、ひょろひょろっと立ち上がり、入った!と分かった瞬間には飛び上がってしまった。
出塁のたびに盛り上がるが、今ひとつ燃え切らなかった観客に、一気に火がついたようだった。
ハッキリ言って、ダイヤモンドを一周する彼の姿をあまり覚えていない。
次の瞬間には何かこみ上げるものを感じ、涙が出てきそうだった。
せめて同点にしてくれたら、と思っていたのだけれど、この時点でうっすら勝ちを確信していたような気がする、今にしてみれば。
これまで好投していた三浦がたちまち崩れた。
この後赤星も出塁。「走れ!走れ!赤星!」コールと「タイムリー!タイムリー!片岡!」コールがこだまする。
既に座っている人はほぼ皆無。もうみんな勝つものと疑いなく思っている様子。いや、だんな様も、わたくしも。
そして本当に逆転!
赤星がホームに返った時はもう、「満面の笑み」を通り越して、体全体で笑っている状態。
メガホンを叩きまくって腕が少ししびれていたけれど、そんな自覚は殆どない。
「酔いしれる」。
これ以外の何者でもないでしょう。
今まで全くいいところがなく、凡退するとあちこちでヤジが飛んでいた桧山にもホームランが出て、一気に4−1と。3塁側のボルテージは最高潮、気がつけば熱気がムンムンして熱くなってきた。暑く、ではなく、熱く。
更に9回には鳥谷も頑張っていた。
もう前後上下左右、ビリビリと空気が揺れている。
そして「きゃああああ」ではなく「ぎゃああああ」に近い声が止まらない。
「ぎゃああああ」だと、なんだか負けてるみたいだけど、吠えて吠えて吠えまくり。
もぅ、気取るも何もあったもんじゃあない。たいそう見苦しいものをお見せしてしまったような気がする。周囲のお客さんどうもすみませんでした。
最後は安藤・ウィルで締めるかと思いきや、マイヤーズ登場。
なるほどオリンピックも間近、二人が抜けたときの事を考えての登板なのだろう。まぁせっぱ詰まったらウィルに切り替えるのだろう、と納得したけれど、途中やはりヒヤヒヤした。
「やっぱりウィルにしようよぉ〜」などと、少し口に出してしまった。言っておくけど野次るつもりはなく、独り言の範疇。
が、もうじき本当にマイヤーズが一人で締めなくてはいけない時が来る。我慢して使うしかないのだろう。
「あと一人」コールまでがやたら長く、満塁にまで迫られたので、これは1点くらいは仕方がないかも知れない、と少し覚悟する一方、このまま終わってくれ、終わってくれ、とも。
その時は来た。
平凡なゴロがグラブに収まり、送球されてアウト、試合終了。
歓喜の声が上がる。
たたき割ってもかまわないほどの力でメガホンを叩く。
お立ち台に今岡と片岡が呼ばれて、またしても3塁側が沸いた。
セ・リーグはビジターのインタビューは確か場内に流さないので、今日のヒーローは今岡以外あり得ない、なのに声が聞けないのか・・・と思いきや、ハマスタの美声な男性が「放送席、放送席〜」と言うので、うれしさ倍増。
一言一言に燃えた。正直に言うと「萌え」もした。
二人ともしゃべりは妙にさっぱりして、あまり変わった事を言うイメージがない(特に片岡)が、それでも嬉しい。
今岡の声はなかなか好き。片岡の少しぎこちない話し方も好き。
念願の「勝利の美酒」、そして「六甲おろし」、1〜9を、思う存分歌った。
このテンションを、どうしていいのかよく分からない。とりあえず外に出てしまったら騒ぐことはできないので、今のうちに騒いでしまえ。
そんな感じ。
周りの人がハイタッチを求めて来る。全く面識もなく、試合中も言葉を交わすことはなかったけれど、何度もハイタッチした。
これもやりたかったのだよ。
とりあえず高ぶる気持ちを少し抑えて移動しようとしたけれど、周りはそうは行かず。
声高らかに、六甲おろしと1〜9を歌っている。
一旦抑えたはずがこれによってまた呼び起こされ、ハマスタの構内では結局みんなといっしょに歌ってしまった・・・ちょっと不覚。
通りに出たら我慢しましたよ。って、それが当たり前か。
でも駅までの道のり、歌声が途絶えることはなく、挙げ句駅のホームでも、車内でも、どこからともなく声が上がっていた(汗
ドラマチックな勝ち方な上、巨人が負けたという知らせが入ってきていたから、なおのこと大盛り上がりなのだろうな。
JRの横浜駅まで歌声は止むことがなく(関内〜横浜までみんな歌いまくり)、おのおの帰路につくため違うホームへと歩いていくときに「阪神ファンの皆さん、今日はお疲れ様でした!」という声が上がり、お祭り騒ぎはようやく終了。
徐々に縦じまのユニフォーム姿の人が見えなくなるに連れ、ようやくクールダウン。
二人とも東横線乗る直前に着替えてしまったし。
こうなると一気に疲れが来て、帰りもうとうとしながらだったし、家に着いたらシャワーを浴びて爆睡。
あぁー。初めての勝利。なんて気持ちの良い。
待ちに待ったと言うか。
もう「負けるからお前は行くな」とは言われないかしらん?
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